山文のこだわり あられ・せんべい
山文のあられ
越後あられ製造もと山文は、日本一の良質米の産地、
魚沼平野の中央部、清流魚野川の程近くにあって、
昔ながらの純正な「あられ・おかき」を製造しています。
魚沼地方は、豊かな土壌に加え清澄な空気、冬の間に降り積もった豊富な雪解け水、昼と夜の寒暖の差、さらに真面目で誠実な農家の方々等々、おいしいお米を作る要素がすべて揃っていることは、既に御存知と思います。
この魚沼地方から、お米の美味しさを活かした混じりっけ無しの「あられ・おかき」を、日本全国にお届けしたい、そう願う山文の「越後あられ」には、2つの大きな特長があります。
自然を何よりも重んじます
日本人の食生活も時代とともに移り変わってきました。とくに明治以降、畜産や酪農技術の輸入、ハウス栽培など農業技術の進歩、魚介類の養殖等、食の環境は大きく変化しました。物流の発展によって、世界中の珍味佳肴を居ながらにして味わう事も出来ます。
一方、その中で失われていったもの、それは「自然」ではないでしょうか。
真冬でもキュウリを食べられる、これは大変便利です。私たちの食卓を豊かにしてくれたことは確かです。
でも?と山文は考えます。
日本人は魚の味にはうるさく、養殖の魚は美味しくないと言う人は多いのに、牛肉は養殖だからマズイと言う人は聞いたことがありません。真冬のキュウリも牛肉も「自然」と言えるのか、疑問は残ります。
現在の食品で本当に「自然」と言えるのは、春の山菜と秋のキノコ、天然の魚介類くらいのものでしょう。
米作りが、日本の自然破壊の第一歩ですから、絶対的自然など、縄文時代まで遡らなければならないでしょう。
今の世となっては、米だって自然の産物とは言い難い面もあります。
その米を原料としているのですから、私たちも大きなことは言えません。
しかし、それはあくまでも窮極の議論です。美味の本源は自然の中にあり。
可能な限り極限まで、食品を自然に近付けたい、そう山文は願っています。
ですから、山文の「越後あられ」は、自然の原料のみを使用しています。
地元魚沼の最良質モチ米「こがねもち」はもちろん、天然醸造の醤油、昆布・椎茸などの旨み原料、ゴマや大豆、エビや岩海苔、等々、全てこだわりの原料のみを用いています。
化学調味料は言うまでも無く、あらゆる添加物、遺伝子工学産品は一切使用しておりませんから、小さなお子様からお年寄りまで、安心してお召し上がりいただけます。
伝統を重んじます
伝統重視の考え方からも、美味しさの点でも、あられ・おかきを炭火で焼くのが理想です。
実際、弊社では、一部ではありますが、炭火で焼いたものもございます。
しかし、コストの高さと、量産できないため商品化が難しく、極少数の方にしか提供できないのが実情です。
そこで、弊社では、機械メーカーに頼らず独自の焼釜を考案しました。
これは丁度、炭火の上で何度も返しながら、時間をかけて焼き上げる、その工程を機械化したものなのです。
たっぷりと火を使い、片面を焼いているときには、反対側から熱が逃げる。
手間はかかっても、これが、お米の風味を引き出す秘訣です。
あられ・おかきの原料は言うまでも無く、モチ米です。
美味しい餅をつくことが、あられ・おかき作りの基本です。
おいしくない餅から美味しいあられが出来るはずがありません。
山文の「越後あられ」は、最高級モチ米を、昔ながら杵つきという方法で、丹念につき上げ、そのまま食べても十分おいしい餅から、作られています。
市販されているスナック菓子には、実に様々な味付けの物があります。
コンソメ味ですとか、キムチ味、カレー味、マヨネーズ味、ぺペロンチーノ味、等々。
そして、決まって含まれているのが化学調味料です。
お米の風味を何より大事にする山文は、伝統に反した事はいたしません。
ウソ偽りなく、ごまかし無く、純正な商品作りを志す、山文の「越後あられ」で、古くから日本人に親しまれてきた、お米の美味しさを見直していただけたら幸いです。